民族衣装の移り変わりと、世界遺産

世界遺産都市・中国 麗江(1997年指定)の今を伝えるシンポジウムに参加。

麗江とは、、、納西(ナシ)族(象形文字(トンパ文字)を持つ)の住む界隈(チベット/漢民族/ぺー族に囲まれている)

■『世界遺産と地域振興』出版記念シンポジウム
観光地化と住民生活の共生に向けて「中国雲南省・麗江に暮らす」
ヤマギワライブオフィス(ヤマギワ大阪ショールーム2階)にて。
http://sekaishisosha.co.jp/pdf/sekaiisan-A3.pdf

世界遺産に指定されると、どのようにその界隈が変わって行ってしまう のか。
住民の求める生活と、観光客(?)の求める生活のギャップ等等。
直接話しを聞くと、興味が湧き、とても身近な内容に感じられた。
1部では住居の形態を中心に。
2部ではナシ族女性の生の声を聞きながら、民族衣装に関するのお話や、
 その他ディスカッション。

1部は座ってみていたが、スライドが見えにくかったりしたため、内容が入ってきにくかった。が、
2部では、鮮やかな民族衣装に興味が深々であったので、立ってメモを 取りながら話しを聞いた。
(ああ、単純なものね〜)

写真中央の女性が着用しているのが、ナシ族の新民族衣装。古来からある伝統的なものではなく、現代生活に マッチするように作られたもの。

背中には北斗七星をあらわして、星の象徴が七つ、ついている。

古来の民族衣装は、背当てには羊毛が使われていて、重たかったが、今は化学繊維に変わり軽量化しているとの事。元来の民族衣装は、水、空大地の色と自然との共生を表していて、紺や茶色、白などの地味な色合いであるのだが、そちらは既婚の人が着 て、鮮やかな新民族衣装(水色や、赤や、黄色等を使用)は、未婚の女性が着るようになったのだとか。

1980年代に、洋服化の波に押され、民族衣装の着用率がさがる一方だったため、民族文化の保護と普及を目的に、新民族衣装が作られたのだそう・・・

ブラウス、ズボン、上着、スカート、前掛け、背当て、たすき等で様々に組み合わせる事が出来る
のが、ワンピース型と違って着用率が高い一因なのだとか。
ジーンズと組み合わせて着たり、
Tシャツと組み合わせてきたり。
バリエーション豊かに着る事が出来る・・・
どんどん時代に合わせて変化しているという点が惹き付けられた。

民族衣装にも流行がある事。社会情勢や、保存するだけでなく、創造と
次の世代への継承を考えて変化し続けている、、、という点が、興味深
かったですね。